• 光殺菌療法(フォトダイナミックセラピー)

光殺菌療法(フォトダイナミックセラピー)

歯周病治療とレーザー治療

歯周病治療とレーザー治療

歯周病治癒を目指すために、歯周病の原因となる細菌を除去し、歯周ポケットを浅くしていく必要があります。

深い歯周ポケットがあると、歯ブラシが届かずに、原因を取り除くことが難しくなってしまいます。

したがって、歯周ポケットを浅くすることは、ご自身のセルフケアで歯周病が予防できるまでに回復させることになります。

その歯周病治療はプラークや歯石を器具などで取り除くだけではなく、レーザーを併用するという選択肢があります。器具の到達しないような深い歯周ポケットや複雑な形をしている歯周ポケットの中にもレーザーの光は到達するため、歯周病の治療に大きなメリットを持ちます。

当院では、ペリオウェイブ(フォトダイナミックセラピー)を取り入れ、患者さんに負担が少ない歯周病治療を目指しています。

歯周病のレーザー治療の原理

歯周病のレーザー治療の原理

当院が取り入れているペリオウェイブ(フォトダイナミックセラピー)による治療の原理は、レーザーの光とバイオジェルの化学反応によって発生する活性酸素が歯周病菌を殺菌することにあります。

簡単な流れを示すと、

  1. メチレンブルー含有のバイオジェルを塗布し、歯周病菌を染色
  2. バイオジェル(光増感剤や高感受性薬と呼ばれています)を塗布
  3. レーザーの光と組み合わせることで化学反応を起こし、活性酸素を発生させる
  4. 活性酸素が歯周病菌を殺菌する

※活性酸素は人体に安全です。

レーザーの照射時間は1分程度と短く高い治療効果を得ることができます。

歯周病のレーザー治療のメリット

無熱レーザーによって治療の痛みを軽減

無熱レーザーとバイオジェルが化学反応を起こし、活性酸素を発生させることで歯周病菌を殺菌することができるため、歯周組織などへの悪影響はなく、痛みを感じにくいです。

抗生物質を使わない歯周病治療が可能

歯周病原菌に対しては、抗生物質投与をすることが一般的でしたが、長期使用をすることで耐性菌が生産されてしまい、最終的には効果があまりなくなってしまいます。また、抗生物質を飲みたくない方もいらっしゃると思います。そういった方にも最適な治療方法です。

歯周病のレーザー治療の症例

歯周病のレーザー治療の症例
  • 年齢:40代女性
  • 主訴:歯茎からの出血、歯の腫脹、起床時に口がネバネバする
  • 治療:歯周基本治療、レーザー治療(ペリオウェイブ / フォトダイナミックセラピー)
  • 治療回数:1〜3回
  • 治療のリスク:歯周病は再発をするので、メンテナンスが必須になります。
    歯周病が中等度から重度に進行した場合は、歯周外科治療を併用することもあります。

歯周病のレーザー治療の流れ

歯周検査

歯周検査

レーザー治療を行う前に、まず歯周病の原因を突き止めます。
プラークや歯石以外にも咬み合わせによって歯周病を進行させている可能性もありますので、まずはしっかりと検査を行います。

コンサルテーション

コンサルテーション

検査資料を用いて、患者さんのお口の状態を丁寧に解説していきます。
このとき、患者さんの要望などもお伺いしながら、共に原因を共有し、治療計画を練り込んでいきます。

歯周基本治療+レーザー治療

歯周基本治療

歯周基本治療は歯周病菌に侵されない口腔内を作ること、歯周病の原因の除去(不良補綴物のやり変え、歯磨き指導、歯肉縁上・歯肉縁下のプラーク及び歯石の除去、保存できない歯の抜歯など)を目的とします。

基本治療にレーザー治療を併用することで、急性症状を和らげたり、治療効率を高めることに繋がります。

※歯周基本治療は歯科衛生士が担当します。
※ペリオウェーブを用いたフォトダイナミックセラピーは院長が担当します。

再評価

再評価

初診の時から、どれくらい歯周病が改善しているかを評価していきます。評価の結果、治療の継続や外科治療の必要性がある場合もあります。改善したら、メンテナンスに入ります。

メンテナンス

メンテナンス

当院は担当歯科衛生士制度を導入しています。
歯周病専門医の指導の元教育された熟練の歯科衛生士が、あなたのお口を歯周病から守り続けます。

歯周病のレーザー治療の費用

ペリオウェイブ(フォトダイナミックセラピー):5,500円(税込)/ 1歯

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